このレビューはネタバレを含みます▼
なんか、モヤモヤします。余りにも物語の展開が酷すぎて。
現実味のない世界に少し現実を混ぜて…BADENDを加速させたような…後味が悪いです。
セレンは隣国の現状をどう思うのでしょうか…。隣国の王を怒らせたから…そんなことで納得するのか。
そもそもセレンを救うことが出来たのに欲望のためにその芽を摘まれたこと…。
元自国の知り合いが死んだり、罪の出どころのわからない実態を結局国王と王族に押し付け、問われるべきなのはすべてのはずなのに…国の存続という理由が滑稽です。
残念ながらHappy Endとは言えません。
気分爽快ギャフンはないですし、人の醜さだけが異様に目立ち、なんだかなぁ最後まで読むのが辛く、隣国の王太子夫妻もあまり好感を持てません。
私の読解力の問題なのでしょうか…購入したことに後悔がのこりました。
時の巻き戻しができたなら、両国が良い関係を築き魔導具も発展した世界もあったように思えます。
よくありがちな物語でないのは解りますが、心にモヤが残るのは読んでいて辛かったです。