きゃべつさん

絵が綺麗で題名がキャッチな点に惹かれて読みました。
黒髪男性キャラが好きなので「かっこいいなあ」と目の保養にしながらニマニマ読みました笑
ただ、この漫画を読むのに2回挑戦しています。
題名はキャッチですが、1巻完結でもいいほど話題は多くないです。また、男性主人公が見た目？に惚れたのはいいのですが、溺愛される筋合いはないというか、、好かれる理由が見た目以外に見当たらなくて歳を取るのが怖くなります。あと、主人公はその歳まで何していたのでしょうか？仕事はしていたのでしょうか？非日常的でした。

ストーリーのテンポ、絵柄が綺麗、ほんわかした世界観、キャラクターの設定がブレないところは良かったです！気軽に読むことができました！

ただ、女性は「男性を支える、口出ししない、家庭に入る、性的魅力がある」といった文化的性役割が浮き彫りになる作品で残念でした。
女性が家事で評価され、進学も女性の登場人物は高卒か専門のみ、女性の上司が出てきたと思えば胸とお尻が強調された描写、職場には男だらけ...
自分は逃げ出したい環境です。

ストーリー: 2、画力: 4、世界観:2、キャラクター:5

主人公が建前では自分の境遇を受け入れているけれど、行動にはすぐ移せない点がリアルで良かったです。周りが「女を消費する」といった異常な考えを当たり前だと思っている一方、主人公は「社会から求められる女性らしさ」に違和感を感じ抵抗する姿に応援したくなります。
ただ、世界観には矛盾が発生する点や発生した問題に対して努力で乗り越える姿が見れない点が残念です。
主人公の持ち前の力ではなく、異常な考えを持つ周りの意見で行動が変わる点は彼女の中で状況は改善されているかもしれませんが、読んでいる私はモヤモヤが残りました。