このレビューはネタバレを含みます▼
登場人物全員人間臭くて、綺麗事だけで終わらない、だけど絶望だけでも終わらない、すごくリアルな作品です。
他人のせいにして頑張らないとどこまでも堕ちていくけど、どん底まで堕ちたと思っても明日はやってくるし見捨てる人ばかりじゃない。でもおんぶにだっこで助けてくれるわけでもない。
主人公プンプンの子供時代から青年期にかけてそんな世の中を描写しています。
リアルすぎて明るい気持ちにはなれないけれど何故だか読むのが止まらない、心に自己否定を飼っている人はとくに共感できる作品だと思います。