このレビューはネタバレを含みます▼
絵がきれいでうっとりしながら何回も読みました。
すべてのキャラクターが魅力的で衣装や背景も素敵で…。
アレンディスがお気に入りでした。賢く誰よりも優秀なのに、なりふり構わない情熱的な態度、策士が策におぼれたための別れ、最後まで自分のことよりティアのことを思い続けて離れて行く…。
カルセインもいつもティアを見守っていて何かあると助けてくれる。
稀代の天才と、騎士と皇帝が夢中になるティア。転生前からの過酷な運命にあらがい戦うところ、自分の美しさをわかってない(ものすごいハイスペックなのに)ようなところがいいですね。
ティアとパパのシーンも大好きです。男前ナンバーワンはティアのパパだと思います。ひたすら優しく、ティアの幸せを願い、守ってくれる。
血の誓いもあって皇室の信頼が揺るぎないはずなのに何故公爵じゃなくて侯爵なのかとは思うのですが…。
女性ではラス公爵夫人がキレイで好きでした。「私ももう年なのよ」とかいうセリフがあったのですが、「えっ」て感じです。
美優は最初嫌いだったのですが、前世で彼女も殺されたエピソードで、ある意味ティアと同じ敵を持つ同志みたいなところがあったのかなぁと思いました。
転生後は別人みたいになって、悪意むき出しで接してくるのですが、その方が正直でいいなと思いました。最後は味方みたいになってくれましたし。
ハッピーエンドで本当に良かったです。
ラストのルブリスとの雪の中の血の誓いのシーン、美しかったです。
皇宮の例の花もやっと咲きましたね。
良かった良かった〜(涙)