このレビューはネタバレを含みます▼
性暴力をすごく深く掘り下げられてる。
今どきこんな事言う人いるかな?って思うキャラはたまに手てくるけど、本質を浮き彫りにさせるために分かりやすくしてるのだと解釈。おそらく多くの人がマイクロアグレッションだと酷いことを言っていると気づけないから誰でもわかる言葉を使ってるんだと思う。
色んな形の暴力がちゃんと描かれていて凄かった。
男性が力の強さで女性をねじ伏せる暴力、女というだけで、品定めして、あれはないとか、アイツは良いとか言う暴力、女はこうあれと決めつける暴力。
それと同時に女性が地位を利用して性暴力をしても、責任は男にあると決めつけて被害者にさえさせない暴力や、泣いて脅して無理やり触らせたことでも相手が嫌がったら遊びだったんだ?と、加害者にさせてくる暴力、そして男というだけで、あいつとはやりたくないとか、イケるとか言われる暴力も描かれている。
結局男も女もジェンダロールという認知の歪みに踊ろされ自分の弱さを認めたくなくて暴れまわったり、自分の加害性を認めたくなくて暴走したりしてるんだなと感じた。
皆を苦しめるジェンダロール早くなくなって欲しい。
一つ気になるのは、やっぱり先生と生徒がくっつく展開は問題だと思った。成人するまでキスとか待ってればまだいいけど、結局のところ、子供だから性被害をお前が悪いと二次加害されても先生の言う通りなんだって思い込んで悩んで、本来被保護者であるはずの子供が先生のメンタルケアをさせられる保護側にまわされて性的交わりもするって、あまりにも子供が都合よく使われてるように思ってしまう。
子供は自分が望んだと思っても、結局大人に性的な目を向けられ性的な交流すると無自覚に傷つき、後に性的に奔放になり非行に走りやすいと言われているから、やっぱり大人が責任を持って、拒否しないといけないんだよなぁと思った。