このレビューはネタバレを含みます▼
立ち読み増量版で、凄く「ああ、信頼できる人だな」と思って、初めて単行本を購入したのですが
凄く、すごく良かった...!
シリアスな過去や展開、世間の目にも負けず、前をみよう、幸せを掴もうとしてる3人はとても良かった...!
きっといままでの第2次性への苦労が大きくて、女の子ではあまり壁にならなかったかなという印象まであります。いつか女の子にも運命の人がみつかるといいね...!
他にも障壁はあったものの、ちゃんと盛り上がりの上昇下降を繰り返し、ギャグやえろを織り込んでまんがとして読みやすく構成されているのが良かった、そのはげしい気持ちの変化で、読むのに1時間くらいかかり、おまけまであったのに、もっと続きが欲しいとまで思いました笑
さらに言うなら、周りの登場人物も人間的に成熟しており、信頼のおける人ばかりでした(ただしモブを除く)
モブははっ倒すぞってレベルの人ばかりでしたが、葉月くんがこれから守ってくれる、しずくちゃんや周りの環境がちゃんと雫斗くんを守ってくれると確信し、安心さえ覚えました(誰目線)
きっとこの先もと、他の登場人物のスピンオフ作品もと(女の子のところに雫斗くんがもう大丈夫だと言いに行くところだったり)想像でき、とてもいい作品だったと思います(強欲)
えろが無くても満足できる作品でしたが、おまけとか、バカップル(褒め言葉)で良かった笑
きっと今のまま終わっているのがベストなのかもしれませんが、さらに続きというか後日談というか、スピンオフがほしいレベル...!いい意味で足りない...!
他の方のレビューを読んで、さらに作品の内容を考えさせられた上での個人の意見なんですが、
たしかに日頃から抑制剤を超えるほど匂いが出る受けが、それでも就職先に在宅の仕事を選ばなかったのは、差別の強い世界であっても負けたくなかった、大人数のいる所が怖くても、娘のために自分にできる事を、自分のできる範囲のスキルの仕事を探したからなのかなと思います、後日談や冒頭からも娘は悪くない、大事にしたいと言ってましたし
さらにメタいこと言うと、仕事探しもパーティも、それが無いと御曹司の攻めとの出会いがそうそう無いし、選んだ職場で偶然一緒とか運命感じて面白いと思いました、そんな夢のあるフィクションとして、私はとても面白かったです!
いい買い物になりました、ありがとう作者さん、出会わせてくれた、シーモア!