レビュー
今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


投稿レビュー
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読者の精神年齢と知性が試される2021年12月6日作風ですよね、この作家さん。
4巻に収録されるであろう20話の深さには感心させられました。
電子でも紙でもいいから、最後まで単行本版を出して欲しいので、こちらにもレビュー。
単話にもレビュー書きましたが、作風がこのジャンルに合ってないのかなぁ?
ちゃんとストーリー漫画として面白いと思うんだけど。
一般向けでも最近は、刺激とエモさ重視でストーリーの内容を重視しない恋愛漫画が流行っているので、単に時流の問題なのか?
ある程度読書量がある層向けかもしれません。
漫画読みにはガッツリ楽しめます。
単話でも追いかけていますが、ストーリーの作り込み、唯一無二の人間の成長を描いた描写には脱帽でした。
特に3巻は、再読すると、鈴ちゃんと京介先生が幸せになるために、具体的にどうしたらいいのか?
今後の伏線を誘拐事件の時からずっと張っていたことに驚き。
今後の重要人物も、ちゃんとこの巻で出てきていますね。
単行本で最後まで読めることを願っております。 -
面白い2021年12月6日絵柄に関しては、作者さんがSNSで病気の影響と告白していましたが、
確かに19話の途中から突然変わった時は混乱しました。
20話を読むと、逆に人間らしい表情が絵柄に合っていたので、
アリなんじゃないかと思うようになりました。
20話の途中からまたどんどん綺麗な絵になっていってると感じたので、苦労されたのかなと勝手に察しています。
ストーリーは20話の展開で腑に落ちました。
東雲先生の存在も、読み返せば読み返すほど、京介先生には必要だったのかなと。
辛辣な意見が多いようですが、
絵柄が変わってもキャラクター性やストーリーが変わったとは思いませんでした。
むしろ、訴訟までいかなくてよかった(笑)もうこの方法しかなかったのかな〜と思います。
1話から、読み返せば読み返すほど感慨深いです。
鈴ちゃんも京介先生も、よくここまでこれたね。
万人が納得するストーリーは難しいですが、私は感動しましたよ。
あと、引用が文学的な意味でも、歴史的な意味でも上手いなと。この作者さん一体いくつなんだろう?(笑)
イチャイチャやエッチだけでなく、
人間の成長が描かれていて、
小説家という創作業に向き合った面白い作品だと思います。
作者さんには、体調には気をつけて、最後まで頑張って描いて欲しいです。
ここまでストーリーがしっかりしてるなら別にTLじゃなくてもいい気はしますけど、TLにこういう作品があるというのは良いことだと思います。
自信を持って人に薦められる漫画です。