このレビューはネタバレを含みます▼
※これは18巻の感想です。
ナオちゃんと店長の二人の回も良かったですが、この巻の最大の見所は田上君、綾ちゃん、環奈ちゃんの3人の関係性の進展でしょう。これまで長い時間を掛けて共に過ごし、相手の良いところを沢山見てきたからこそ、好きな気持ちは疑いようも無い。でも、その好きな気持ちはどの「好き」なのか?という葛藤は見ていて私の心を打ちました。
明確に定義できないと思考を放棄することもありえたかもしれないけれど、彼ら彼女らは自分達の心と「好き」の気持ちに向き合うことを選びました。
この先どういう展開に至ったとしても彼らが自分の心に誠実に向き合った末の決断ならば私は心から応援したいと思っています。
その選択に祝福あれ。彼らの苦悩の先に希望あれ。
そしてこの物語を紡いでくれる中道先生に心からの感謝を。
※追記
最終19巻を読み終わりました。物語の集大成に相応しく、それぞれが今までの経験を踏まえてこれからの未来を見据え、次の一歩を踏み出してくれました。彼らの未来に幸あれ、と切に願います。
いつかエピローグとして何年後かの未来を見せてくれたら嬉しいですね。