Sayaさん

当時りぼんで読んでいた気がしますがあまり覚えていなくて30年ぶりに読み返しました。りぼんの中で水沢めぐみ先生の漫画がいちばん好きでしたが、やっぱり良いなあ〜と今も思います。40才子持ちのおばさんとなりましたが、当時10才の淡い恋心なども思い出しながら懐かしく読みました(*´ー｀*)

私は、法律婚の初婚、幼児1人がいる共働き正社員サラリーマンの女です。家事は分担ですが、育児のタスク負担が妊娠中から今までほぼ私なので、全体的に私の負担が大きいです。しかし何をどう言っても、夫は私の育児負担の多さと内容の大変さを理解しようとせず、「育児はママがするのもの」との考えを根強く持ち、子供からうつる風邪や胃腸炎などで私が体調不良時に夫の家事育児負担が増えると、私に「死ね」と言い放つクソ夫。
離婚したいと考えています。

まさにこの本のタイトルと同じように私も結婚したのと、レビュー評価が良かったので、ふと購入しました。
今から離婚したい私にはなんか違う内容かもな〜と思いながら最初は読み始めましたが、読んでいくうちにそんなことはなく、とても面白かったです！

濃い内容が淡々と分かりやすくギュッと詰まっていて読み応えとリアル感あり。結婚しても自動的に幸せが降ってくるのではなく、いろんなことを考え、考えたことを活かしながら幸せな生活を創っていらっしゃることが伝わってきました。

ウチにそのまま当てはめるのは難しいかもしれませんが、紆余曲折や考え方の変遷を読んで勉強になりましたし、とても興味深く、面白かったです。

私自身中2の1年間、いじめを原因とした不登校でした。
今は1児の母です。
子どもの気持ちにも母の気持ちにもどちらにも共感しながら読ませてもらい、涙涙です。
子ども本人ももちろん大変ですし、自分の気持ちを抑えて子どもの支えになろうと努める親もとても大変ですよね。

また、いま現在仕事の人間関係でいろいろあり、もういい大人ですが、今の私自身もトモちゃんと重なる部分があり、そういう角度からも刺さる内容でした。

アラサーの揺れ動く気持ちがリアルに丁寧に描かれていて良かったです。爽やかな後味に仕立ててあるところは現実とは異なるフィクションだなあと思いつつも、疲れがちな現実から優しい気持ちになれたりほっとできたりがんばろうと思えます。
私自身は子育てと仕事に追われるアラフォーですが、共感できるところが多くて一気に読んでしまいました。つい我慢の続く日常になりがちですが、この漫画を読んで、もう少し自分にご褒美をあげてイライラしないようにしよう、もっと丁寧に暮らせば日常も穏やかに輝くかな、と思いました。
素敵な作品です。

怖い内容ですが、「普通の日常」の幸せに気づかせてくれる物語です。