緑龍さん

先程シーモアから第1話の差し替えのお知らせが来たので、アプリにDLしていたver1.0とブラウザのver1.1で読み比べてみました。少し違うだけかな？と思いきや、冒頭のカラーページの後すぐ(7ページ目)から、全体の3分の2ほどの差し替え(描き直し？)にビックリ！基本的な流れは同じなのですが、かなり印象が違います。特に王子の印象に差が出てると思います。

悪役「令嬢」と銘打っていながら表紙にヒロイン不在でヒーローだけ！というのはかなり珍しいと思います(BLではなく、全話女性ヒロインです)。
1話目ヒーローは表紙奥の角翼&王冠玉座の魔王アマデウス様。
2話目は手前右、茶髪の貴族令息ゲオルク。
3・4話目は手前左、金髪碧眼の王太子ジェームズ様。
5話目は左奥の花を持っているブランカ王子。
6・7話目は右奥、緑髪の妖精ネメシス様です。
正直、タイトルは悪役令嬢でなく、不遇令嬢辺りが妥当だと思います。婚約破棄も5話中3話なので、ちょっと看板があやしい気が…。
でもどの話も同一作家さんで絵柄にバラつきがなく、ストーリーはバラエティに富んでいて、何十冊とある手持ちのアンソロで今も一番読み返してる本になってます。
特に2話目の悪役令嬢のお話は26ページの短編ながら、笑いありラブありざまぁありで面白かったです！
他の方もレビューされてましたが、最後の6・7話目のお話は独特で印象深いです。
短編集なので展開が駆け足はしょうがないですが、全話ハッピーエンドで読後感は良いです！

令嬢系アンソロを数々読んで来ましたが、これはどの作品も絵が綺麗で、ハッピーエンドの謳い文句通りに読後感も良い。個人的には大当たりでした！
本文170Pの5本立てですが、短い中でも構成がしっかりしてて読み応え十分、無駄ページ無駄ゴマ無しと言えると思います。
まとまり良くてハピエン、でももっと長編独立作品でそれぞれ読みたくもなる…何度も読み返す1冊になりそうです。

4巻まで読みました。巻を重ねるごとに駆け足エンディング感がありますが、2巻の柱でもアピールされてるので「読切で人気出たら連載化の流れ」を狙ってるんですね。
無理に詰め込みでバタつくより、余韻や含みがあるエンディングの方が後を引いて「もっと読みたい！」コールに繋がるかも？
個人的には
1巻3話不幸体質の令嬢ですが契約した悪魔に(略)、
2巻4話妖狐の花嫁、
3巻1話婚約破棄された出涸らし令嬢は天才魔術師に(略)、
4巻4話妹の尻拭いで獣人国を訪ねたら(略)
は更にエピソード増量で読みたいです！

復讐催眠理解SEX1〜3・生意気不良教イク性裁・黒ギャルいん魔VS童貞オタク・守護って悪霊おじさん1〜2+EXTRA・勇者敗北！の9本収録。どれもばっちりエロくて全編ラブラブEND！読後感もいいので、何度も読み返すお気に入りの1冊になりそうです。