このレビューはネタバレを含みます▼
天使シリーズ第二弾。高校時代から桐嶋への想いを断ちきれず、彼の役に立ちたいと願い続けてきた瀬ノ尾。瀬ノ尾の想いを知りながら、友人でいることを選び見守ってきた桐嶋。緊張感のある二人の関係がどうなっていくのかドキドキしながら読み進めました。
四十になってもお前に愚痴るのかなとこぼす瀬ノ尾に、その時は俺も四十だと桐嶋が返すやりとりが優しく同級生らしくて好きです。そして最後の病院でのシーン…初めて涙を流す瀬ノ尾と愉しげに見つめる桐嶋の想いは同じでした。
エピローグはシリーズ第一弾の田宮(桐嶋の弟)視点です。残された者の葛藤が切ない。でも瀬ノ尾、あきらめないで良かった笑!結局桐嶋という男は瀬ノ尾のためだけに存在していたんですね。いちいちかっこいい桐嶋にしびれました!