ほわわさん

美大生の主人公がうつ病になり、休学から、復学して卒業するまでのお話です。
就活や課題の大変さ、SNS時代の評価との向き合い方などが描かれておりますが、これは美大生のみならず、創作をする人全般、果ては社会で生きる多くの人に通じる苦しさだろうなあ、と感じました。
（現代は、「結果を出せ」って、社会のあらゆるところで言われすぎてるんだと思います。）
構成や文章は理知的でありながら、イラストが動物で、枠線も柔らかいタッチで可愛いです！著者の人柄が伝わってくるようです。
強い人だけが生きやすい社会ではなく、優しい人の良さがもっと大切にされるような社会を作っていけたらいいなあ、と感じます。