ロイヤル・シンデレラ・ママ 天涯孤独の没落令嬢は冷徹皇帝に溺愛される
hiro者/すずね凜/コトハ
このレビューはネタバレを含みます▼
絵が綺麗で、お話も続きが気になって一気に最後まで読み進めてしまいました。
2人が両想いになるまでのスピードに関しては、「シンデレラ」が前提にあるので気になりませんでした。
とにかくアレックスが可愛すぎます。アヒルのぬいぐるみを必死で探しているとき、ほわほわになったアヒルのぬいぐるみを見て感動しているとき、本当に可愛くて大好きです。
あと、ドミニクが良い子でよかったです。何故あの母からこんな天使が…。
以下は個人的に気になった点ですが、
侍女さん(ジーナ)が隊長さんに刃向けられてから結局最後まで出て来なかった(…よね?)ので、どうなったのかわからずモヤモヤしています。
そしてそのルドルフ隊長には、最後は格好良く敵方を裏切って味方として登場してほしかったなあああ。あれだけ完全味方化フラグ立てておいて、結局最後まで宰相に従うんかい!ってツッコんじゃいました。
マリウスとの再会は回収されて安心したけど、あの置き手紙を読んでどう思ったのかとか、ローズ(ロザリンデ)が皇后になることを知ったときの反応とか、その辺りもうちょっと知りたかったなぁって思いました。原作読んだら書いているのかな?
あと4巻の皇弟殿下(ドミニク)のルピが1箇所ルドルフになっていたところがありました。
悪役の考えが全体的に小物なところに物足りなさを感じたり、その他細かな気になるところはありますが、最後は綺麗に締められており、購入してみてよかったと思った作品でした!