このレビューはネタバレを含みます▼
龍に花嫁を捧げるという風習で選ばれたリタ(恐らく流行病により両親をなくし孤児として育つ)。ずっと自分の居場所を探していた彼が出会ったのは、龍と人との間に生まれたイグナート。
ファンタジー系で、今の所BLというより孤独な2人の愛を知る物語という印象を受けました。みんなから煙たがられて生きてきたリタは、刺繍や装飾、薬の知識など自分の居場所を見つけるためにみんなの役に立つために生きてきました。そんなリタのことを「飯を食べて、寝て、それだけじゃダメなのか…?」というイグナート。君はそのままでいい、ただ生きてくれてればいいと言う言葉を、リタは1番欲していて、それをイグナートが気づかせてくれたらいいなと思いました。
絵もとても繊細で美しいです。そんな切なくてあたたかい物語を求めている方、是非1度よんでみてはいかがでしょうか。語り合いたい…!!