このレビューはネタバレを含みます▼
何でもない事かのように姉の下着を主人公にあげる親友、彼らの年齢設定と性的知識に、どうにも首をかしげたくなるような解離を感じてしまう。
特に主人公はセッXを知らないが、女の人の下着を見てはいけないという知識だけは持つという謎。
エロシーンは深く突っ込んではいけないのだろうが、
主人公が夢精していた事で、養母は「夫は出張しているのだから、自分がOナニーを教えなければ……」と考えるが、それは夫が帰ってくるのを待てないほどの緊急事態なのか?
そして「Oナニー」という個人で行う事を教えるはずが、実際には別の相手がいて始めて成立する行為を「Oナニー」として教える。
性知識がない事を心配した相手に対して、正しい性知識を教えるのではなく歪みを与える事となったこの行為が、広告などで見られたような今後の主人公の異常行動のきっかけとなるのだろうが、
そのような「説得力」を持たせた、ある意味グロテスクな主人公の性生活を描くのが目的の作品なのだろうか……?