このレビューはネタバレを含みます▼
8巻まで読了しました。
私、人間関係ドロドロものとか、好きです。好きなタイプなんですけど…こちらの作品、控えめに言って、怖いです…。
下手なホラーよりもリアリティありすぎて怖い。
怖すぎて、毎回絶叫しながら読んでます。
最初の方の話は、OLとホストの恋愛ものかなーなんて思ってたけど、徐々に雲行き怪しくなって、もう言葉もない…。
ホストとか夜の世界とか、沼ってハマると怖いというのは大前提としてあるんだけど…主要登場人物たちが大なり小なり、形や種類は違えど抱えている闇や二面性に恐怖を感じるとともに彼らの心情に共感できるのが怖い。
この広い世界で、狭くはないはずの日本で、こんなにも全く笑えない“偶然”が重なるのが怖い。
そして何より、“人間”って…特に、“女”って怖い…友情ってなんだろう…恋ってなんだろう…?ってなる。
そして何より怖いのが、この読めないストーリーの先が怖い…大抵の物語って予想できるものが多いけど、この作品は全然予想できないし、ハッピーエンドが想像できない。
登場人物たちはなんの笑えない偶然か、え?出会っちゃう?!しかも、想像してなかった形で?!と驚くほど斜め上から出会いを果たし、本人達の預かり知らないところで関係を持ち、発展させていっていて…とんでもない状態に。
咲月と朝日は…朝日がよっぽど立ち回り上手く、言葉巧みに咲月を騙さないと関係続けられる想像できないし、咲月とののかはもう今までの“友人”には戻れないだろうし、咲月と焔の姉妹のような関係に亀裂が入るのも…あぁ…ハッピーエンドは想像つかないのに、地獄絵図は無数に思い浮かぶぅ…どうなるかはわからないけど、最後まで叫びながら見届けようと思います…。