このレビューはネタバレを含みます▼
イザークの性格やイアナとの関係も素で話したりと素敵な関係を築きこれからどういった関係になるのかとワクワクしながら見ていたらなんとも辛い話になってしまい涙が出てしまいました。もともとキャラクターが退場する事は無いと思っていたからこそ驚きでした。二人の関係が好きでもしかしたらイザークが聖者になるのかな、と思いながら読み進めて行けば辛い場面が多くイアナとの未来の話をしながら息を引き取ってしまいました。イアナもイザークが助からないと悟り思い出話をしながら涙を流しイザークが息を引き取るのを見守りながら息を引き取るのを見守るのでした。イアナはイザークの想いを叶える為本来の自分の役目を果たしにいきます。イアナが本来退場するべき場所で退場しなかった為物語を捻じ曲げてしまい本来死ぬべきではなかったキャラが死んでしまうという自分を責めずにはいられない状況に陥ってしまいました。自分が死なず尚且つ他のキャラクター達が幸せでいられるそんな優しい世界では無かったのでした。決められていた世界を自分という存在が捻じ曲げ物語を壊してしまうのでした。本の世界ではイアナとコノハが仲良くして暮らしていたのに母親が亡くなってしまった時使用人達はコノハだけを慰めイアナはいないもののようにも見えてしまいました。コノハのように自分も民達の力になりたいと思い病に侵されている村を救う為に努力するのでした。ですが、結果は悲惨なもので村の人々は亡くなってしまいました。その後も同じような事が続いていくのでした。イアナは気付いたのか自分は人を救う事が出来ず更に自分が関わる事は不幸ばかり起こるのでした。そして、母親の手記を見て自分はコノハの為だけの存在そして死ぬ運命にあるのでした。イアナはなるべくしてなった悪女でした。当時一巻を読んだ時は誰も死なず少しクスッと笑ってしまう場面がある楽しいお話かと思いきや辛くなったり泣いたりしてしまう悲しいお話でした。コノハが覚醒してイアナは撃たれて何処に消えてしまったのか物語がどんどん不穏な方向に進んで行きます。10巻はどんな内容になるか気になる所です。まだまだ先の事ですが発売が待ち遠しいです。