このレビューはネタバレを含みます▼
法律事務所というありがちな舞台設定ではあるものの、そこのシステム部門という端役を務めるのが主人公。必然的に舞台裏から覗くような立ち位置から物語は始まる。いわば事務所のヒエラルキーの最下位の人間であるが、そこは男性向けコミックの主人公として圧倒的絶倫能力を持っており、可愛いアシスタント、高飛車な上司、怜悧な美人弁護士との逢瀬を共にしつつ、彼女らを虜にしていく。
総じて弁護士としての男性キャラは悪辣で醜悪な存在として描かれており、高い知性や権力を基に主人公や女性キャラに圧力をかけていくが、爽快に退けて女性キャラからはさらにモテるというカタルシスを味わわせてくれる。
女性キャラは皆グラマラスな肢体の持ち主で綺麗に着色された絵柄は美しく、悩ましい。情事の場面も丁寧に描かれており、主人公のルックスも良いため、爽やかなシーンとして観ることが出来る。
前半の山場としては、見た目から残忍な性格の弁護士をいかにして凹ませるかというところだが、その辺りはあっさりと描かれそうな感じ。
今後の展開も楽しみである。