ポメ仁さん

実のところ、健気でいい子が二人(匹？)で仲睦まじくなって行くだけの最高に可愛いイチャ話ですが、まじで可愛いです(語彙力)。特にちゃんと机を拭く狼氏。めちゃめちゃ素直…嫁いでもらえてよかったね…。
作者さん、獣人も完全な獣の絵もとてもお上手なので絵柄が気になった方には手放しでおすすめします。
巻末の設定集読んでから読み返すと、また見るとこが増えて楽しいです。

嵌らざるを得なかったやつ。出てくるキャラ、ほぼ全員主人公でもおかしくない闇に次ぐ闇、人種差別とかね、いろいろ入り混じったお話です。そんなに真摯に読むものではないんですけど笑。イケオジと悪い男好きな方には是非ガンスリンガ、ダニーの渋さを味わって頂きたい…。
銃とマフィアと血と戦闘、それから悲劇はお好きですか？

話し的には序章の序章といったところかなと思いますが、ド好みでした。エロはありません。メインキャラ2人ともにそれぞれ「何かがあるのが分かる」だけの一巻、今後の展開が楽しみです。
サブキャラも程々にアンニュイでみんな良いキャラしてます、一押しは叔父さんなんですがお医者さんもいいアウトレイジ感出てますし、高校生もいい感じです。全体的にいい具合に気が抜けているからこそお菊の違和感が引き立っていて、BL云々ではなく一漫画作品として良作の予感がします。
BLに純粋なエロシーンと笑いとデフォルメされた男子を求める方と、空白と行間を読むのが苦手な方には向かない作品かとは思いますが、読んだら続きが気になること請け合いです。結果的に何が言いたいかっていうと私は好きですって事と、次巻はよってことの二点です。好きです。