mayaさん

「キミがいなかったら、恋をしようと言ってくれなかったら、こんな痛みを一生知らずに終わっていたんだな」「会いにきてくれてありがとう」。流（ながれ）のこのセリフを読むだけでも、この作品を読む価値あります。
すごくエロチックだけど、純愛感漂う世界観にヤラれっぱなし。分冊版の表紙のイラストは”もったいない”。本編の絵柄は、表紙よりもずっと綺麗で丁寧です、ドキドキしますよ。

「キミがいなかったら、恋をしようと言ってくれなかったら、こんな痛みを一生知らずに終わっていたんだな」「会いにきてくれてありがとう」。流（ながれ）のこのセリフを読むためだけでも、この作品を読む価値ありますよ🖤
すごくエロチックでありつつ、純愛感漂う作品にヤラれっぱなし。10巻マルっと大人買いしちゃいました。分冊版の表紙のイラストは“もったいない”。作品そのものの絵柄はすごく綺麗で丁寧です。ドキドキしますよ。

夢や目標を失って、新しい職場でも努力が空回り気味の、自分に自信が持てないヒロインを、温かく、優しく包み込むイケメン・パティシエの梶さん。梶さんが作る美味しいスイーツと、まっすぐな愛情に支えられ、少しずつ新しい自分、恋する女性として輝いていくヒロインみづきが可愛いです。
個人的には、梶さんのうなじが色気があって（勝手に）やられてます。読めば元気が出ること間違いなしです♪

最初は可愛い絵柄に惹かれて読み始めました。自分のような40代が読んでも無理の無い穏やかな話の展開（乙女ゲームに転生しました、的な手垢のついたお話の展開が、個人的には苦手です）、でも、ヒロイン・ツキナと彼女を想うイル（ソウェイル）のトキメキ・ラブライフは、読んでいて癒されました。
新しい「異世界」で、自分らしさを失わず生きていきたい、夢だったブックカフェを切り盛りしていきたい、でも「救世主」という自分の正体がばれることは極力避けたいという、理想と現実の間で揺れ動き、悩んだりするツキナの姿は、地に足がついていて、リアリティーも感じます。決して器用ではないものの、時に悩みながらも、前を向いて歩いて行くことを諦めないツキナ、究極は、愛する人の為、自分の新しい「故郷」のため、自分の穏やかな生活を犠牲にすることも厭わない彼女は、結構カッコいいのではないでしょうか。
ヒロインを全力で支える恋人イルがまたよいですね、カッコいい。彼もまた、恋を知り、ツキナと共に生きて行くことを誓います。

お話全編を貫くツキナの芯の強さ、現実との折り合いの模索の仕方、には、大人の自分が読んでいても共感できます。すっかりハマりました。コミックも原作も後で購入して、楽しんでいます。おすすめの作品ですよ。