元戦闘用奴隷ですが、助けてくれた竜人は番だそうです。【分冊版】
早瀬黒絵/城キイコ
このレビューはネタバレを含みます▼
絵に惹かれて全巻一気買い。
そこから原作のなろう版も全て読みました。
漫画版は漫画用に展開しやすく再編されたもののようですが、この物語の本質は変わりありません。
本能と番。寿命の差。
この手のテーマは物語の中盤で大きなすれ違いやお悩みポイントになりグダつきがちですが、この物語では最初から「今はまだ番という本能。でも心でも好きになりたい。お互いを知りたい」と最初にぶっちゃけて2人で真摯に向き合っていく。
2人の真面目さ、優しさ、成長、育んでいく愛情の過程がとても尊く、気持ちがいいです。
竜人セレストの本能がとにかく可愛く、人間ユイの心と女の子としての成長が幸福感に溢れている。
この幸福感がたった百年足らずで終わってしまうことが切ないけれど、転生の要素が物語の影にあるのでこっそりと都合のいい期待をしています。
これから原作にあるあんなことこんなこと、それを美麗な漫画で見られるのがとても楽しみです。
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