このレビューはネタバレを含みます▼
全作「オメガの婿取り」から注目している作家さん。まずは絵だ。受けがガッチリ系なのに、不意に華奢に見えてしまう技術に感嘆した…攻めはガタイがよく、かなり漢男しいのに、綺麗なのだ。奇麗にもみえる。バランスよく、あまりみない絵なので、はじめてみたとき感嘆した。そして今作「魔女の猫」でも、前作の良さは健在し、書店で見たとき、まず思ったのは
「厚っ!」である。
そう厚みである。電子書籍ももっているが、最初の購入はやはり、本だ。表紙の色の所作はやはり、本、紙ならでわで、書籍にはない良さがある。
さて、内容は魔女という受けと契約した攻めの逃亡劇と魔女をめぐった殺し合いだ。
契約した使い魔の動物の数だけ生き返る使い魔とはなかなか面白い設定と、戦闘シーンは少年漫画味がありなかなかBL漫画にないドキドキ感があってよかった。なかなかハードな設定と内容だ。
あと受けの健気なポイントも性格もなかなかいい。
攻めはわりとポワポワ系の戦闘民族みたいでこのタイプはめずらしく、キャラとしても両者とても愛らしかった。少々bl漫画にマンネリ気味の方や、内容に深みが欲しい方にオススメだ。