このレビューはネタバレを含みます▼
ウジン(ド執着型彼氏)とスンヒョン(ド執着型元カレ)のキャラのタイプが正直同じなため、今ひとつ気持ちが盛り上がりきれませんでした。
たまたま攻撃性がヘギョンに向くか、ヘギョンに絡んだ相手に向くかの違いがあるだけで、同じ穴のムジナでは…?と思うと、スンヒョンが頭のおかしいキャラとして描かれれば描かれるほど、ウジンも根っこは同じじゃん?と思ってしまって。
攻撃性を剥き出しにする元カレに散々痛めつけられておきながら、自分以外に攻撃性を剥き出しにする今カレと平気で付き合える神経がよく分からないというか、共感しにくいというか。
それなら、最初の印象こそ良くなかったものの、一旦関係を持ってしまったと思い込んだからにはヘギョンを気遣うような態度を見せたり、何かにつけて押し付けがましくない範囲でヘギョンを心配する素振りを見せるギフンのような、ヴィラン役とは全く型の違うキャラに惹かれる展開の方が面白かったのになと思います。
途中まではてっきりそうなるものかと思いながら読んでいたのでとてもドキドキしていたのですが、結局感情移入出来ない方向のカプで終わった(だいぶ尻切れ蜻蛉感も強いです)のでモヤモヤした読後感でした。
絵は綺麗だと思います。