異世界転生したけど、七合目モブだったので普通に生きる。
白玉/北沢きょう
このレビューはネタバレを含みます▼
最初はSNSの広告を見て絵柄が素敵で気になる…がスタートでした。
それから試し読みを読んでみたところ、すぐさま「これは買うしかない!」と思い既刊すべて購入。結果、超超超~~~大当たりでした。
どれも400ページ超えのボリュームで大大大満足です。
本文のメインは攻め視点で、軽やかで砕けた文体で読みやすいです。
1巻の間に視点がコロコロ変わりますが全然違和感ありません。(すごい!)
逆に視点が変わることが、この小説の魅力を倍増させていると思います。
後から「ああ!この時、周りはこう思っていたのね!」っていう謎解きみたいな気分も味わえます(笑)
描写が丁寧で、設定もかなり綿密に組まれています。
貴族的な所作や会話は特に秀逸です。
これまでに読んだ異世界転生系は会話や設定に違和感を覚えることが多く、白けてしまうことも多々ありましたが、的確で私の理想の貴族像ともいえる描写に脱帽しました。
攻め・受け共にお互いを溺愛しており、付き合う前からいちゃいちゃし尽くす二人…
最高かよ~~~~~!と何度も悶えました。
付き合った後もお互いまっしぐらです。
さらに…この1-3巻は性描写はないのですが、ただ口づけを交わしているだけなのに…ただ体を抱き寄せあっているだけなのに…えっちぃし充足感がすごいです。2巻以降はすきあらばキスしててほんと最高ですね…
なお、他レビューにもありますが攻めが7合目モブを自称していますが、モブってなに…!?とモブの既成概念を破壊してくれるスパダリ攻め様です。
特に1巻は体を張ったエピソードが多く、受けのために頑張る姿に終始キュンキュン。2巻以降は知力を生かす感じでそれもまたヨシ!
なお、受けも攻め様のために力を尽くすハイスペ美人さん…。
才能に満ち溢れた二人がお互いを慈しみいちゃいちゃちゅっちゅっすることで、周囲を幸せにしていきます。互いに溺愛系、美形×美形がお好きな方はぜひ!