このレビューはネタバレを含みます▼
単行本版7巻まで読み、続きを分冊版で31話までイッキに読了。
コワモテ設定の溺愛ものか?と思っていたら違いました。
5巻あたりから話が徐々に暗くなってきて、もはや青年漫画のヤクザモノののような残酷な描写やストーリー展開もあり…
現時点最新の31話はあまりに辛すぎて、ショックすぎて、次話を楽しみにする気持ちになれないぐらい、救いのない展開に打ちのめされました…
大和は劣勢の中信頼する右腕を、澪は大切な人たちを、続けざまに無残な形で失い、読み手も絶句するほど救いのない展開です。
なんなら抗争がこれで本格化するだろうし、まだまだ血が流れ、犠牲者が出そうな予感もするし、続きを読みたいかと聞かれると、正直なところなかなか辛い…
主人公ふたりを取り巻く登場人物たちも、応援したい、幸せな未来に辿り着いてほしいと願わずにはいられないほど魅力的なだけに、破滅的なストーリーがどうも辛くなってしまう。
極道を、少女漫画ならではのコワモテやたくましさのキャラ設定として描かれている事を期待する人には、ちょっと違うのかも。
裏社会の残酷さや暗さ、流血、犠牲がしっかり描かれている、青年漫画寄りが好みの方向けかもしれない。
どうか、これ以上の犠牲が出ないことを心から祈って…