このレビューはネタバレを含みます▼
読み終えた後の余韻がすごいです。心にズーンと響くような…。3巻途中、天良が登場して以降面白くてあっという間に読み終えました。天良がとにかく一途で良かった。最後あとがき前後のおまけのストーリーまで是非読んで欲しいです。
浅海の最期は悲しすぎたけど、他の登場人物は皆幸せになれたのでは…と予感させる終わり方です。天良好きの私としては少し報われた気がしました。
月子も最後は自分の過去を乗り越えて小夜子と共に手を取り合って良かった!(途中まで天良とくっついてしまうのかとハラハラしましたが…)
本当に色々な愛の形が紡がれている素敵な物語です。あとがきに本当は浅海と天良が反対の役割(結末)だったとあり、そのバージョンも見てみたいような…でもこの終わり方で良かったんだと思います。
「星降る王国のニナ」が大好きで、明治も面白かったので、こちらも何でもっと早くに読まなかったのか…と後悔するぐらい良かったです!朝ドラみたいなストーリーに惹き込まれました。
そしてやっぱり後日譚も読みたいな…もう少し後半じっくり10巻くらいまで読みたかった。浅海、最後幸せな瞬間は訪れたけど短すぎて可哀想だったなと。戦争中ってこういう切ない物語が沢山あったのだろうな…と色々考えてしまいました。
この作者さんの作品は色んな場面に伏線が張り巡らされていて何度も読み返したくなります!