防御HP実数値さん

昔は話がトントン進んで、なおかつ都度ドキドキできる。どんどん絵も繊細で綺麗になっていって、大好きな作品でした。しかし、途中からこの漫画はどこへ向かってんねんと突っ込まざるを得ないレベルでダラダラしていき、メインのお話(ゼンと白雪の関係)が進まないようになりました。その点が本当に残念です。

勇吾があまりにも理想の男すぎて横転。ふきへの想いから並々ならぬ努力を重ね、実力をつけているところがすごく好きです。結果、スーパーダーリン坊ちゃん爆誕。
またこの作品、というかこの作者さんの描く大正の雰囲気はリアル感があって好きです。明治大正辺りのことをよく調べてらっしゃるなと感心しました。

ここ何年か漫画を読んでませんでしたが、広告で見かけ、無料版を読んでから惹き込まれていつの間にか全部買ってました。
最初にあったようにゆっくりと恋をしていく話ですが、変なすれ違いやズルズル長引くいざこざもなく、とてもテンポが良かったです。そしてこの漫画のいいなと思ったところは、ちょっとリアル感があるところですね。教科係あったなぁ、自分の方が上アピ女子いたなぁ、カースト上位女子いたなぁ、目つけられるの怖かったなぁ…と高校時代を思い出しました。陰キャなので椿ちゃんの気持ちが本当にわかる。だから椿ちゃんに感情移入しやすく、ストレートに受け入れてくれる五十嵐くんにドキドキされっぱなしでした。2人のゆっくりした恋愛、これからも楽しみです。