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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 葬送のフリーレン

    山田鐘人/アベツカサ

    切なさ
    ネタバレ
    2024年2月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一話目から魅せられましたね。感情移入がままならないまま、勇者一行の旅が終わるフリーレンの時間感覚です。それを遡りながら現実が進んでいく、類を見ないファンタジー漫画。
    タイトルの「葬送」が何とも静かで切ない。時間感覚が穏やかに流れることを知らない現代社会で、一昔前に戻り、時間という概念のまだない1日を過ごす感覚。
    晴天の日、広い草花の場所で、上の空はどんなだとか、この街から外れたら何があるんだろうか、という事に興味を惹かれ友人と夢を語る。
    笑い、談笑し、また夜が来て朝が来る。そんな何でもない日常の愛しさを何十年後かに思い出す。
    その石像にも墓にも、2度と生命は宿らないから、残った者の記憶に残るようにと。
    漫画を一度読んだ後、静かに忘れていく記憶に重なり、「何だったっけ」という空白のような物を感じます。
    未来と過去、現在、私たちは常に現実の時間から遠ざかり未来を生きようとしていますが、フリーレンの時間軸を共に生きてみると今がどれほど大事なのか感覚から溶け込まさせられる。
    YOASOBIの「勇者」含め、ストーリーがドンピシャな大好きな作品です。