合田ケムリさん

(女性/50代)

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シーモア島

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投稿レビュー

風俗行ったら人生変わったwww

@遼太郎/山口かつみ

映画版を先に見てしまった人たちへ

2018年5月12日

映画版「風俗行ったら人生変わった」は、別物と考えよう。
あれは原作のいい所を全て排除した結果、電車男の二番煎じにすら及ばなかったのだと思う。
文章の原作もいいけれど、あの映画版を観てしまったあとの立て直しには、やはり視覚情報の修正が必要だろう。
漫画ならばうってつけだと思う。

大丈夫、この漫画のかよさんはちゃんと可愛いし、遼太郎のオドオド感も原作を踏襲している。

健闘を祈る！！(｀･ω･´)ゞ

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風俗行ったら人生変わったwww

@遼太郎

2ch小説の新たなる金字塔
ネタバレ

2018年5月12日

このレビューはネタバレを含みます▼ 「風俗行ったら人生変わった」は、最初まとめサイトで読んでいた。
以降、数年毎に読みたくなる時がある。
いつ読んでも、ラストで滝涙を流しては心が洗われる。

この度読み直すのもやはり数年ぶりだったが、感動するポイントは変わらず、いつもと同じく、涙なくしては語れない。

ラストには、主人公遼太郎と彼女かよさんのお泊まり描写がある。

DVの様な性生活しか知らないかよさんを優しく扱う遼太郎、その描写は簡素であるが故に、読者の心に染み入る名文なのだ。

この作品に書かれた過程で遼太郎が得たものとは、かよさんを守り切ったという達成感や、晋作のビジネスパートナーというちょっと良さ気な社会的地位獲得よりも、かよさんとの忘れ得ぬ最高の一晩ではないだろうか。

故中島らも氏の名言にこんな一文があったと記憶している。

「抱き合う二人が天から地上を見下ろす様な最高の夜があって、死ぬのはそれからでいいじゃないか。」

遼太郎とかよさんの二人には、きっとその最高の夜があったのだ。
この作品はきっと、その境地に至る過程を事細かに教えてくれる良書なのだ。💕

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のぼるくんたち

いがらしみきお

噂に聞き、読みたかった作品。
ネタバレ

2017年8月8日

このレビューはネタバレを含みます▼ 何年も前の事。ある時何かのマンガ評に、この作品が取り上げられていた。どなたが書かれたのか、ウェブだか紙面だったかも、寄る年波で忘却。しかし、この様な言葉(うろ覚えスマソ)を読み、小生はいたく共感した。

「みんなぼのぼのに現を抜かしていたから知らないだろう。いがらしみきおは元々こういう毒のある作風なんだ。デビュー作から知っている私は、こういうひねくれた漫画を待っていた。特に老人ホームの中なんて、みんなが避けたがるテーマだ。みんなが目を伏せるものを描かせたらいがらしみきおは水を得た魚なのだ。とても喜ばしい。やりたい放題やってくれ！」

左様、老人が清らかで神聖だという押付けなどは、現実逃避に他ならない。この作品の様に、殴る老人やセクハラする老人がいて当たり前だ。
ひねくれた中にリアルを描く、いがらしみきおはデビュー作からそういう特技を持つ天才だと思う。小生にはとても真似出来ない。
続きの第二巻が楽しみだ。

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