このレビューはネタバレを含みます▼
9巻まで購入したうえで、別サイトでマンガ最終話まで読みました。
以下最終話までのネタバレありです。
最後まで読み終わった感想としては"1番可哀想なのは美優では……?"でした。
こんな目にあうほど酷いことしてたっけ?と思い最初の方を読み直したのですが、確かに貴族として礼儀が無かったり無神経な所があったりしましたが、少なくとも自分に非があると認めたら謝れる子だったはず。
ティア目線で話が進むから美優が凄く悪人のような扱いになっているけど、そもそもティアに対しての酷い行いはルブによるもので美優が直接何かをした描写は無かったので何となく腑に落ちませんでした。
ラストの襲撃計画についても美優は事前にティアに忠告するつもりだったのに、ティアは美優を敵視して一方的に話を聞かなかったうえに、神聖力でカルセイン助けられないの何故か責められる(人には使えないとハッキリ言わなかった美優も悪いけど)始末。
最終的には自分の力と引き換えにティアを救ったにも関わらず追放されて……。
ティアのことは嫌いではありませんでしたが、美優のことを見下していたり、基本的に美優に悪意があると決めつけていたのは正直モヤッとしました。
確かに遡る前のティアの扱いは悲惨であまりにも可哀想でしたが、トータルで考えると美優が1番可哀想だなと思ってしまいました。
遡る前も遡った後も美優の人生っていったいなんだったんだろう……。
このお話はあくまでもティアのための物語なんだな、と思いました。
いろいろ書いてしまいましたがお話は普通に面白く、絵もとても綺麗でした。
最後に、小説の方は読んでいないのでそちらで色々と補完されていたらすみません。