このレビューはネタバレを含みます▼
昨今のSF的知見、科学、政治、経済などの知識をも詰め込んだ、
「今の時代の侵略ロボットSF」です。未だ一巻を読み終えたばかり
ですが、発表当時、それほど大きな話題にならなかったのが、気の毒な
気がする良作ですね。(作者の園田健一さん、昔はアニメ業界の人だった
んですが、その経歴が存分に生かされた設定、キャラクター、メカの魅力に
溢れています。)「地球に侵略者を侵入させまいと戦う」のではなく、
「既に経済、技術的に浸透した侵奪者との闘い」、というのが、非常に
リアリティを持っていますね。2巻以降の展開にも期待!です。