このレビューはネタバレを含みます▼
お金を出して読むか迷ってる人には
金額以上の価値があるから心からおすすめします。
最後の作者のあとがきの一字にまで
しっかりと“作品”のエネルギーが染み込んでありました。
「芸...美大を目指してて」
という主人公のセリフが出てくるのですが、
本当はトップの藝大を目指しているのに
自信を持って言えないところとか
美大に関わったことのある人間には
共感どころの話じゃない、えぐられる心理描写が満載です。
主人公だけでなく、
周りの登場人物たちみんなが、
葛藤していて、自信がなくて、
諦められなくては、人のせいにして
成長していく
何かを目指してる人、
目指せてなくて何かのせいにしてしまってる人、
全ての人が読んだらいいと思うマンガです。
しかも、
最後に作者様のあとがきがありますが、
作者様も漫画家という競争の世界で
がんばったんだ、という背景が見えて
泣いてしまった。
素晴らしい作品を見れてよかったです。
紙のコミックスで欲しい。