このレビューはネタバレを含みます▼
試し読みをしてから世界観が気に入り購入。
正直、オメガバース作品である必要はあったのか、読了してこそ悩む。
個々のキャラクターは魅力的だが、数ある嫁で確立されているのは主人公以外に3人程度。主人公や仁含む一人一人を掘り下げるわけではないので各役割がシンプル過ぎるかな? 天堂に至ってはいつ主人公に本気で恋していたのかわからない。。。
オメガバースの魅力である、発情期、番の観念も、嫁になる為乗り越える難題の1つとしてのネタにされたに過ぎないレベル。天満が主人公に打つより自分に打った方が良かったのでは??謎。
そもそも嫁候補としてオメガが集まっているという利点も、ただ同性と結婚できるというだけで他には何も無い。
めでたく結婚してからもオメガバらしく、番になる神聖さとか、イチャイチャ描写も無い。
普通にNLで出来る内容をBLにしたかったゆえに、致し方なくオメガバースにしたって総評の作品だった。