ふもっふさん

作者は特殊な結婚観・理想論を振りかざし、婚活を進める。周囲の人の常識的・一般論的な忠告も「都市伝説」といって耳をかそうとしない(自分の世界観に閉じ籠る)。そしてその特殊性・異常性・高過ぎる理想に多くの男性は脱落していく。あまりの非合理性・非生産的さは見ていてもどかしい。どう足掻いても彼女が理想の相手と理想の結婚生活ができるイメージがわかない。他の方も指摘されてますが色々分析する割には、作者の「自分自身の無神経・傲慢さ」に無頓着すぎるのが気になりました。個人的には編集側が「ホラ！こんなアホな高望みして婚活してるアラサー独身女がいますよ～」とまるで珍獣を見世物にするために本を出したのではないのか？と邪推しております。批判を受けると予想される「続きは単行本で！」とwebで告知したのをそのまま単行本に無編集で載せているのにも悪意を感じます。作者は婚活がうまくいかない(結局結婚どころか交際相手も決まらず終了)買った人は内容にガッカリそんな誰も勝者のいない不毛さを感じさせる一冊です。