主水さん

乱歩作品を読んでいると、這い寄るようなゾワゾワする気持ち悪さや不気味さ（否定ではなく誉めてます）を漫画化できるのは、丸尾先生しかいないと思います。
劇画のようなリアルさはあれど劇画のような荒さはなく、流れるように柳眉。
美しい作画に見惚れつつも乱歩作品の不気味さが際立てます。
小説だと自分のボキャブラリーの乏しさからイマイチ想像しにくかったシーンなどが、パッと目の前に広がるようによく分かります。

私は宗教にはあまり興味ありませんが、戦後や収容所のむごさや壮絶さなどが画面からヒシヒシと伝わってきました。
みんなその日を生きるのに必死。
子供達は戦争で親を亡くしたりで生きるために盗みを働いたり、少女は歳を誤魔化し売 春をしたりなど、悪いことですが子供にはまともな手段で生きる術が殆どありません。
一応、浮浪児を保護をする施設はあるらしいですが、言うことを聞かない子には酷い折檻をしたりと決して良い施設とは言えません。
大人も大人で自分達だけで生きるのに必死で他人に気を掛ける余裕もなく、中にはそんな子供を働かせたりで何でも利用できるものは利用します。
本当にみんな生きるのに必死。
え？ここで終わり？って感じの若干中途半端な終わり方だったので、マイナス星1です。

何気なく無料に釣られて読んでみましたが、想像以上に闇が深くて気は滅入りますが、続きが気になり引き込まれます。

もう10年以上前ですが、我が家でも可愛いとスコティッシュを飼っていましたが、関節炎の酷い子でもしかして悪徳業者からの子だったのではないかと考えさせられました…。
ペットショップでの生態販売についても考えさせられましたが、まずはブリーダー側。
資格や免許制にして許可がないとできないようにして、1人でも悪徳業者が無くなってほしい。
何ならもう馬主みたいに裕福で余裕がある人しかできない敷居の高いものになってほしい。
殺処分ゼロを掲げるのは立派ですが、まずは増やしてる側を正さないと根本的な解決には繋がらないと考えさせられました。
杉本さんがあそこまで熱心に活動されているのが、とてもよく分かりました。

作者の田中さんとその奥様ヨメタナカさんと飼い猫との日常を綴ったエッセイ（風）漫画。
田中さんはギャグ作家なので笑いが多めです。ネコとの何気ない日常の笑いから急なSF！？とツッコミたくなるシュールな笑いも含まれています。
私もネコ飼いなので「あーわかるー」ということから「えぇ…こういう子もいるのかー」となったりと、とにかく終始
楽しく読ませていただきました！
ネコちゃんも可愛いのはもちろん、奥様も可愛いです😃

出てくる女性がみんなムチムチの美人なのは良かったですが、上司の秘密がガチの犯罪なのはちょっと引きましたが。
それを黙ってるのは流石に自分も罪に問われないか…主人公…。

絵がキレイな作品もいいですが、キレイすぎると絵の上手さの方に気を取られてしまうので、この下手すぎず上手すぎないというか何というか、妙な魅力のある絵に引き込まれますw

微熟女（というのかな？）の叔母さんの胸は平均よりかなり大きいですが、肉付きがよく少々たるんできたボディラインが『ご近所にいそうな普通のオバさん』感もあって良かったです！

ストーリー重視の方には向かないと思いますが、BLや少女漫画のようなあれこれ考える面倒な心理描写は特に気にしない、エロ重視の方には向いていると思います！個人的には大満足です！
ショタ受ものでこういう絵柄は珍しいと思いますし。
個人的にはこれも漫画のカテゴリーだと思いますが、コマ割りがされてるものが漫画だと思う方には、セリフ付きのイラスト集みたいな感じの同人誌によくあるCG集です。
元々、同人誌として販売されてるものだと思いますので、探せば修正が少ない原本があると思います。