このレビューはネタバレを含みます▼
原作は他の人ですが別マガでかなりゲスい漫画を描いていらっしゃる方なので、この作品も終始最終話以外はドロドロした内容が続きます。
朱里と付き合っていた担任の翠がサイコでかなりのゲス野郎ですが、生い立ちと過去に女性関係でトラウマを感じた経験があり朱里にもその危害が及びます。
ネタバレな内容は他の方が色々述べられていたので、私が気になった点をあげたいです。
それは翠が昔、今赴任している同じ高校の橙子先生の姉と付き合っていたという話です。今作品の翠と朱里の関係と性別を反対にしたような感じのようでしたが、姉の人はそもそも本命の彼氏がいたようで翠がそこに割って入り一悶着?があったらしく姉の人は色々ありPTSDみたいな状態になられたようです。この一部始終の内容は姉ではない他の方から聞かされた話のようなので、翠が本当にどこまでの行為に出たのかは結局のところは不明のままで、最終話直前に翠の行為が公になり蒼介に「女はもうたくさんだ」という台詞を残して消えたのが妙にひっかかりました。
個人的な考えですが、翠はこの時蒼介が朱里にしたような偽装彼氏みたいな事を橙子の姉としたのではないかと思います。
ただ蒼介とは違って本命の彼氏には内緒にしてたところをバレてあのような事になったのかと…考えています。
あと別の話になりますが、おそらくこの3人には光の三原色に関わる名前が含まれています。
下の名前の蒼と朱と翠が青赤緑で、青赤の混ざる部分が桜(朱里の苗字の桜井から)、青と緑の混ざる部分は水色(おそらく阿部川の川)、全色の交わる部分が白(蒼介の苗字の柏木の一部分から)という風に…
で、もう一つ赤と緑の混ざる部分がありそれは黄色なのですが、残念ながらこの3人の誰にもこの色に当てはまる漢字はありません。
つまり翠と朱里は結ばれる関係にはない事を意味しているのかと個人的に思います。
では最終話で朱里と蒼介が結ばれるのか、と言えばそうはならず蒼介が翠と闘ってる間に蓬沢紫乃という別の女子を意識しだし、最終的には朱里ではなくこの子を蒼介は選びます。
3人がバラバラになり真っ白になった?蒼介が
蓬=緑で紫=青赤と光の三原色を全て持つ女の子を無事選んだので、彼の将来は明るいものと信じています。朱里はわかりません…もしかしたら翠と同じような歪んだ結果もあり得るかもしれませんw