・ω・σﾘｸさん

ある日、身に覚えのない行動を揶揄されたり、知らない人から声を掛けられたりと、日常に侵食する形で主人公にそっくりな人間が不名誉な行動をしている事から物語が始まります。自由に振る舞って周りを振り回すヒロイン枠（？）その男がとにかくオカシイ。アホっぽ通り超してかなりヤバい奴なのに、主人公はその男の生い立ちを知って、同情からどんどん心を許していきます。
そのラストからたたみ掛ける衝撃の展開にゾッとしました。あえてなのかその後どうなったんだよ（怖）ってもやもやする終わりで、暫くこの話について色々と考えさせられました。あのヒロイン枠はソシオパスって事なのかな⋯⋯覚悟の上でどうぞｗ

まずはカテゴリー的に、ファンタジーでＢＬな事をお伝えしておきます。
妖魔という人外がいる世界観ですが、その戦闘力が美しければ美しい程強くて位が高い。
さらにその妖魔を使役して力を操る人が魔術師（主人公）なのですが、契約みたいな物があっても妖魔側から一方的に破れるため、愛がない契約だと｢腰掛け｣と言って、突如裏切られる紙仕様。
それを人間側は気づかずに信用しきっている⋯⋯。
そんなパワーバランス人類絶望みたいなところへ、妖魔の7人いる内の強めの1人の王様に愛されて、妖魔側のいざこざに巻き込まれる主人公です。
スパダリ、人外、美形、異世界ＢＬ、この設定がハマる人には凄くオススメです。絵柄は昔の作品なので粗いですが、そこさえ気にならない人なら値段の割にボリュームがあるので損はない。

主人公は乙女ゲーの世界に妹に誤送されたノーマルなDK。攻略対象と結ばれると元の世界に帰れる指輪をプレゼントされる⋯⋯が、そのルートを全力で避けて自力で指輪を手に入れようとする。
攻略対象の好感度が高過ぎたら強制的に恋愛ルートに入るし、低ければ魔王に負けて花嫁にされてしまう。その細い中間を綱渡りのようになんと渡り、指輪探しに奮闘するギャグです。
面白いのは、好感度を下げようとする行動が裏目に出て好感度が上がっていくシーンですねｗ
もう、諦めて恋愛ルートで指輪を手に入れれば楽やん？ と、妹ちゃんと同じような考えになっていきますよ。
けど、それを驚異的な反射神経でブレずに回避行動を取る主人公が一番面白い。
乙女ゲーの盲点を突く感じで、乙女ゲーに潜在的に持っていた不自然さを論じる所などは、なるほどな～と共感出来ました。
3巻まで読了しましたが、ＢＬ的な要素はオモシロ要素でしかなく、そんな展開は主人公がぶち壊していくので苦手な人でも大丈夫！
文句なく面白いですｗ

単行本の方ではオチを無理矢理まとめた感じだったのですが、電子版には後のマキ君の出生の秘密、黒幕まで描いてあってスッキリしました。
途中で打ち切られてずっと続きがきになっていた作品です。
ギャグテイストで、男の子多めの話(超友情を匂わす心情を主人公が持っていたりしますが、ガチではない模様)です。
暗殺される大公爵を警護したり暗殺者を返り討ちにしたり。平和な日本を舞台にしたスパイものっぽさが新鮮に感じました。

なんか一話の冒頭が､某少女マンガのｵﾏｰｼﾞｭか？
と思いましたが､それはそれで楽しめましたｗ

イラストも綺麗なので☆4

絵はかわいらしいんですが、彼氏シェアリング1・2話読んでやめました🙄
そんなにエッチな描写が巧いと感じられなかったのと、色々な男に無理やりされて、しかもそれを仕組んだのは自分の双子の片割れ。
普通、こんな事をされて、平気なわけがないだろ～と、冷めてしまいました。
心理描写をもっと真面目にやって欲しかったｗ
男の人にはまぁ無難？
女の人にはﾂﾏﾗﾅｲと思うんでｵｽｽﾒしません。

まず、普通のﾎﾗｰ漫画の主人公にありがちな『不幸に流されて行く』的な性格とは無縁。
降りかかる火の粉は払いのけ、次々に出てくる非道な登場人物は、賢い彼女がさらに残酷な方法で仕返しをする。
その様は、毎回いつも爽快ですｗ
もう1つの魅力はやはり、複数人の女性から旦那様の寵を競う、大奥的な駆け引きと、艶かしい夜の描写です。一見の価値あり！