そよかぜさん

後輩がめちゃめちゃ頑張りましたね〜。先輩も責任やプライドで別れることもできず、その後動けなくなっちゃったんでしょうな。優しいゆえ自分で自分の首しめちゃった感じですかね。距離とって大好きな後輩と関係を保とうとしてみたり、けど自分不器用ですから発言なんかみると、そこら辺にもいそうなあるあるキャラクターだなーと思って見てました。道徳もありつつ、人間観察するような結構勉強になる作品でした。

焦ってしまって上手くいかないこと、振り向いてくれないのに受け入れてくれるどっちつかずの生殺しに苦しむこと、何でそばに置いときたいのかわからないモヤモヤなどなど。恋って多様な人間模様がわかりにくい形が入り組んで形になるんだなぁと漫画をみてて思いました。恋愛小学生に恋愛を教えてくれた作品でした。

罪悪感と本心の恋心が描かれてます。立場からそう考えるよなぁ〜と共感しつつ読んでました。最後で恋を選びましたが、罪悪感が吹き飛ぶのにもうワンクッション欲しかったのでマイナス1☆に(^^) 義父母が寛大で家族の暖かさも届けてくれる作品でした。

一見するとSubという立場がために服従させられてるNTRのように見えますが、Domこそ囚われているんじゃないかなと思います。自分に興味がなく、相手を喜ばせることでしか自己を愛せない。
押し付けられることが嫌じゃなかった。逸れることに興味がなかったという言葉が、喜ばせる手段であり自分が自分に興味をもってないことを表してるように思います。Dom自身がSubというか、人のしたいことは何でも受け止めてそれを満たして愛を感じたい、愛でたい、相手に喜んでもらって、結果愛されてると感じたい的な？僕こんなこともできるんだよ的な肯定感みたいな？？
だけど愛させてくれるなどと、そんな都合のいい人はおらず、デキスギ君になってしまった犬好きな孤独なDom君ですね。
自分一人じゃ性癖は気がつかないものなのでしょうね。一歩踏み出し相互して性癖を満たし合って自分が救われる。そうして愛が膨らんでくのでしょうかね。 噛めば噛むほど見え方がかわる作品です。

一話目は噛み締めるほど想像が広がって、楽しくなってくる作品でした。ツンの塊で気も強いのに絆されてしまい自身で気がついてないだけで、牧くん以上にこの恋にハマってしまってるように見受けました。今のところ、体は完全にハマってるものの、ジワジワ好きになっていってる感じ。ココロには余裕があって、牧くんに合わせてる感じですかね。わがままそうに見えますが変なところMで、いわゆるSとMは紙一重ですか。牧くんは若さも勢いもあって読んでて分かりやすいが、榊さんはわかりにくいのもイイ。こういう色々妄想させてしまうような面白い作品でした。私は２つの作品のうち、一作目が好きだなぁ。