このレビューはネタバレを含みます▼
読者の視点で野球の常識に則りワンナウツ勝負に挑んだ二軍選手が負けたところ、そして勝負の何たるかをかたる渡久地に痺れました。ギャンブル漫画はこういうピリピリする感じがたまりません。そして大打者児島までも手玉に取ってしまう渡久地に最高に痺れました。読んでいてこいつには絶対に勝てないと思わせるくらい邪悪なやつで正統派の野球をねじ伏せるところなんかは見ていてスカッとする部分があります。そして児島が修行をしてまた戻ってくるところもいい大打者も読者も夢中にさせる悪魔。それが渡久地です。かれはどういう育ち方をしたらああいう考え方などが身についたのでしょう。自分も渡久地のように圧倒的な勝利に向かう力が欲しいです。