このレビューはネタバレを含みます▼
「ちーちゃんはちょっと足りない」
っていうと、作者?が、読者に向けて、漫画あるあるで、ちーちゃんという主人公の説明?として、
第三者が言ってるようだけど、
作中、南山千恵を、ちーちゃんと読んでるのは、1人だけなんですよね。
読んだ人は分かりますよね。
私もまさか?!と思って最初から読み直すと、、、
やっぱりこの子だけなんです。
多分、意図的だと思います。
怖い、、、闇の深さにゾッとします。
つまり、例えば漫画のタイトルで、
○○さんは僕を許してくれない、
のように、
これは主人公がもう1人のヒロインやメインになるキャラクターを説明しているタイトル、ということ。
ちーちゃんは足りてなくなんかない。
勝手に、この子が言ってるだけ。
もちろん冗談?で友達は言うかもしれないけど、
それはただ計算したり覚えたりする頭や、お金が足りないってだけの話。
実際、自分は旭より劣ってるから、旭は自分を友達にしてたって思ってるとこからも、
この子はちーちゃんに対して、
自分より足りない子、劣ってる子だから、友達(という間違った考え)でいる。
※大きな悲しいくらいの勘違い
そう思ってるのは全部自分だけ。良いも悪いも。
さらに、もう一段最悪なのは、そうこちらが思ってることも、ちーちゃんには、気づかないだろってわかっててやってるとこ。最低なヤツです。
弱者ぶって偽善者ぶって、罪悪感もいっちょまえに持ちながら、
自分の都合よく人を利用する。
恐ろしく醜悪な自分と、向き合わないでいる。
人として足りてないのは「自分」だろ!!!
って、気づいてるくせに、それを誤魔化してくれるちーちゃんを求める。
そして!!
さらに怖いのは、
このタイトルの仕掛けに気づかない「読者」もな!!!
m9( ゚Д゚) ドーン!
ってこと、、、じゃないか?
お前ら、、、ちーちゃんは足りないって読んでなかったか?
そういう差別的な目で誰かをバカにする気持ちで、
残念だな、足りないな、って、思って読んでなかったか?!
お前も、この子と、そう変わりないんだよ!!!
と、メッセージもらった気がして、
ガクゥッッと、膝をつきました。
もっとよく自分も向き合います、、、
ここまで、読者に精神成長させられる漫画かけるの凄い、、、