romance2さんがつけた評価
お祖父さん、その意図は別に無かったようだが、焚き付ける格好に。
話は何回も見てきたような展開だが、プ...(続きを見る)
お祖父さん、その意図は別に無かったようだが、焚き付ける格好に。
話は何回も見てきたような展開だが、プレイボーイ成る程と思わせるビジュアルで、しかも心優しい人柄を見せ、恵まれない境遇のヒロインに傾くさまが、快感を誘う。こういう、モテ男が純なタイプに何かと気にかける陥落パターンの場合、彼が彼女への愛を自覚するシーンも用意されるものだが、本作はほとばしって劇白に至る盛り上げどころで効果を盛り上げたかったと思われ、自覚のひとり描写は省かれた。
長続きしないかも、との煮え切らぬ状態からの急転直下ぶりに、マイケル当人にホラホラやっぱりそうだったんじゃないの!、と肩でも叩きたいほど。
ヒロインとサブリナの繋がりがなんとなくおざなり、暮れに彼の家を訪ねる流れに弱さを感じた。
最愛の妻であっても、出産現場は男性の性欲を失くすといわれる。そのため枕元側に立ってもらうと。
人のよっては、立ち会いがキツイ人はいるようだ。立ち会わなくても私の夫は衝撃を受けていた。そんないろいろを考えるに、マイケル、ヒロインへの女性としての興味が芽生えるのが後で、彼自身の手で赤ん坊を取り上げた違和感は薄まる。
しかしそれでも、かえすがえすも契約結婚に、お祖父様の疑念を抱きながら、そのお祖父様が興信所を利用した形跡がないのが不思議。
事業を承継させたい人物であれば、または財産保全に関わるのであれば、ホームドラマの様な確かめ方なのは少々ちぐはぐな気がしてしまう。
その手強いじいさんぶりはビジュアルにパンチが出て良かった。
この「プレイボーイ」マイケルさん、可愛いところがあってよい。ヒロインが図らずも彼にヒロインのことを気にかけさせて、人柄が現れてしまうのだ。
なかなかどうしてすっごくいいやつ。「(両方を)自力で」決意表明が男らしくていい!!
しかし、お祝いの品だってそこまで知られず出来ない。
といって、運ぶとき断らないように持っていくのは、ストーリーとして、ああするしかなかったかもしれない。「お話」だよね、と思ってしまった。
再読してもマイケルの陥落ぶりを堪能できたので、当初4星としたが、上方調整する。
そんわかコメディという読み方で楽しめる。
マイケルが「女性の期待」に沿ってきたがためにプレイボーイだった、との理屈を受け入れると、見ず知らずの女性のお産まで甲斐甲斐しく助けた、彼の温かさが、素敵なのだ。(閉じる)
>全てのレビュー(投稿:8件)