数年前に読んでて、ドラッグレス〜を読んだら読みたくなって。こちら、私の読んだBL作品の中では上位にくる、大好きな作品のひとつです。こんなに心が綺麗になる作品、そうそうないです。二人の想いの美しさに、読む度に大号泣しながら、そして涙で見えにく
いのに、細かい笑いがちらほら入りながら、感情豊かに読ませてもらってます。種族の違う超美形の褐色青年に惹かれる年上受けの筒月が、攻めのカルタカに対して、とても貪欲であり誠実であり。そしてカルタカも、強くて逞しくいて、そして清く美しい。全てが。現代社会に染まって生きてきた筒月にとって、カルタカのその全てが尊いんでしょうね。でも、そんな社会に生きてる筒月も、部族という狭い世界で生きてきたカルタカも、どちらも同じ時を生きていて、そして同じものを見て、感じで、そして共に生きていくことができる。弊害があったとしても、筒月とカルタカの2人の一途さと真っ直ぐさに、周りも心開かれる。そのお互いの想いがとても清らかで強固で、心洗われます。辛いことや酷いこと、耳を塞ぎたくなるような情報などが錯綜する今、そういうのってどこからでも簡単に入ってくる。だから、好きな漫画の世界では、理想論かもしれないけど、こういう素直に素敵で感動する作品をいい作品と言いたい。母なる魂…その前では、自分に嘘をつかずありのままに…でしょうか。カルタカの弱さを包み込む筒月の母性にも、私はマザーズスピリットを感じ取りました。と、真面目に語っておりますが、いやはやねぇ、ルター族の褐色体躯たまりません!目の保養!もうエンゾウ先生の画力に脱帽です。子供達も可愛いけど格好良くて最高!もうストーリーにも画にも惚れ惚れ。私的にはアクナムが…いや、アロニアも将来有望…うーん、みんな男前!
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