現代日本より科学・文明が発達してない異世界に転生した女性が、前世知識チートでヒット商品を開発していく……といえばよくあるお話かもしれません。
私が感心し非常に惹かれたところは、その画期的な開発によってヒロイン周辺に発生する不穏な気配を描写
してるところです。よくよく考えたら現実でも偉大な発見や革命的な発明をした人は、居住地によっては生命の危機に瀕する事もあるでしょう。ましてや法整備も緩く身分制度のある異世界では言わずもがなです。その辺の事情を上手く散りばめつつ、温かな人間関係とグルメな描写(私には飯テロ)で読むと気持ち良くなれます。
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