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BLマンガ
Season
1巻完結

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600pt/660円(税込)

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作品内容

ある冬の寒い日、病弱の母と二人暮らしの猪瀬東の家に、一人の男が訪ねてくる。
昔の猪瀬家の使用人で今は金貸しをしているという松岡末治は、困窮する母と東に援助を申し出る。
最初は不信感を抱く東だったが、松岡はかつての恩を返したいだけだと告げる。
そんな松岡に徐々に惹かれるようになる東。
しかし、松岡はいつまで経っても一線を画す態度で……?
生まれも育ちも異なる二人が共に巡る春夏秋冬──

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作品ラインナップ  全1巻完結

  • Season

    600pt/660円(税込)

    ある冬の寒い日、病弱の母と二人暮らしの猪瀬東の家に、一人の男が訪ねてくる。
    昔の猪瀬家の使用人で今は金貸しをしているという松岡末治は、困窮する母と東に援助を申し出る。
    最初は不信感を抱く東だったが、松岡はかつての恩を返したいだけだと告げる。
    そんな松岡に徐々に惹かれるようになる東。
    しかし、松岡はいつまで経っても一線を画す態度で……?
    生まれも育ちも異なる二人が共に巡る春夏秋冬──

レビュー

Seasonのレビュー

平均評価:4.6 177件のレビューをみる

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高評価レビュー

BL純文学の金字塔✨
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 少し古い時代の話。当たり前の、ほんの些細な親切を生涯ただ一つの温もりとして胸に刻み 生きる糧にしてきた男の恩返しから始まる恋物語。かつて商家の後継ぎと使用人の立場だった2人が十数年後に再会し、新たな関係を築く中で募らせた想いを ゆっくりと丁寧に紡ぎながら共に過ごすSeason。芽吹き『咲く春』、心も身体も『とける夏』、固く心を『結ぶ秋』、これまでも これからも『巡る冬』… 2人の想いが重なり結実するまでを移りゆく季節になぞらえて叙情的に描いています。「面倒くさい話が描きたい」から始まったとの事ですが「救済」が裏テーマにあったのかと思う程にヒューマンドラマの色が濃い印象を受けました。BL要素はきちんとありながらも恋模様に主軸を置き過ぎずに 当時の時代背景や松岡の暗い側面、それぞれの内面性、過去を許すまでの心の道のりを描く事でストーリーに奥行きが出て作品の完成度が上がった様に思います。とても静かで素朴でシンプルな話だからこそ 細やかで繊細な心理描写や台詞、間の取り方、場面転換や構成の巧みさが際立って、つくづく「読ませる作家さんだなぁ」と実感し 唸りました。一点だけ欲を言えば『巡る冬』で松岡の顔にシワの一本でも描いてくれたら時の流れをもっと感じられたのに… と思いました。未だに東を「坊っちゃん」呼びして注意されていた松岡ですが、きっと「あの夜」の東の姿に、優しさに、いつまでも触れていたいんだろうなぁと想像。胸に焼き付いて離れない一生の宝物なのでしょう。年上なのに主従関係を崩さない姿勢もまた萌えポイントですし、どうか暫くはこのままで。 「時間はあるな」… ですからね。じんわりと心に沁みるラスト、どうかこの幸せが何時までも続きますように。毎春 一緒に菜の花を眺められますように… (祈) あとがきに「読み切りで終わるはずが 7年かけて季節を一またぎする所まで描かせて頂けました」とあり、改めてBL業界のゆったりし過ぎ?な時間軸に驚かされましたが、いくら時間が掛かろうと2人の行く末を見届けたい!と言う読者の声が担当さんと麻生先生の背中を押したんでしょうね。派手さは無いけれど、7年間じっくりと熟成させた深い味わいを感じられる素晴らしい作品でした😊
いいね
9件
2024年7月9日
名作に出会えました。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買いです。これは、胸に刺さる素晴らしい作品。心を鷲掴みにして、捕らえて離されない余韻がすごいです。

少し古い時代背景で、呉服屋の跡取りだった東と、元使用人だった松岡の切なくも美しい恋物語です。巡る季節に、二人の想いをのせて幸せにたどり着くまでの過程が、とても丁寧に描かれています。作者様が「かかる手間を惜しまない恋」と言われたように、愛する者の為なら何でもしようという深い想いを抱える男の一途な愛です。それは、自分の手を汚してまでも守り通したい、固く心に誓った松岡なら、東の為なら最悪の事までもしてしまいそうな盲目の愛とも言えそうなほど。松岡にそこまでの感情を抱かせた東との思い出は、小さな東の純粋な優しさが、辛い使用人の扱いにどれほど救われた事だったのでしょう。それだけが松岡にとっての生きる支えだったからこそ、愛して止まない想いは心にじんわり響きます。
東にとっても、困窮して病弱な母親と二人の心細さの中、松岡の支えは少年だった東が恋をするには、すごく自然な事だと思います。
松岡に裏の顔があったとしても、東にとっては目の前の優しさが全てであるだろうし、「松岡の価値を決めるのは僕」と言いきった東がとてもカッコ良かったです。
季節が巡るように、二人の時間も離れては寄り添いながら流れて、初めて想いが重なった時、何があっても離れる事はないだろうなと、涙が溢れて来ました。二人で見る移り行く景色は、きっと美しいに違いありませんね。
読み終えた後の、幸福感はたまりません。
麻生先生の作品はまだ3作目ですが、こんなに心を揺さぶられる作品がまだまだありそうで、楽しみです。素敵な作品をありがとうございました。
いいね
17件
2021年8月15日
幸せな今が過去を許し、希望の未来を作る
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦前の地方、家業が傾き父を失った17歳の猪瀬東の元に、昔世話になったという青年が現れ、援助を申し出ます。最初はその青年•松岡末治を疑っていた東でしたが、次第にその大人な気遣いと男らしさに惹かれてゆきます。けれどもある夜、松岡と病身の母親とが結婚や結納について話しているのを漏れ聞きショックを受けた東は、二度と顔も見たくないと言い放ち、松岡は立ち去るのでした。やがて母の再婚の真相を知った東は、汽車の時間に駅で待ち続け、ついに現れた松岡に謝罪とともに想いを告げます。東の想いを受け止めてくれた松岡でしたが、今度は松岡の金貸しとしての顔が見えてくるのでした。幼い身で奉公していた時にたった一度優しくしてくれた東への恩返しをしようと、苦しいこと辛いことを乗り越え、時には非道なこともしてきた松岡の一途さと時代背景とが相まって切なさが募ります。汽車は遅く、手紙を書く為の教育も行き届かなかったこの時代、恋の成就にはとても時間がかかりました。その分じっくりと深められ、自分も相手も成長していったのかもしれません。ゆったりと流れる四季に沿って、二人が恋と人生とを我がものにしてゆく過程をじっくりと味わって下さい。
いいね
3件
2022年3月19日
愛を育む
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵があまり好みではなかったんですが、物語は深く、切なく優しい物語でした。松岡は東に出会わなければ、黒を纏っていただろうけど、東がいたからこそ、優しい感情、少しの出来事でも感謝をし幸せを感じれる人になれたのかと。周りからしたら小さい頃のちょっとした出来事かもしれないことだけど、松岡にとっては、東という坊ちゃんの存在は初めての救いで、生きてくうちの免罪符ともなるかけがえなのない人で、田舎まで探して会いにきて恩返しをしていく姿はとても健気。だからこそ、東の勘違いからの突き放した場面は見てて辛かったです。東もいかにも子供らしさがあり坊ちゃんと言われるほどですが、そこがまた愛らしく、そして無償の愛を松岡に与えられる優しい子。松岡の東の前と普段でのギャップにはビックリしましたが個人的にはいいキャラだとそこで思いました。その怖い暗い部分の松岡を見てもなお、東は傍にいようと安心させようとする姿がかっこいい。二人がラブラブしてるシーンが見てるこっちはすごく暖かくなります。いい作品に出会えました。
いいね
1件
2022年6月2日
さすがの一言
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 麻生先生の作品がヨミホで楽しめるとは至極のひととき。

先生の作品は重厚で儚くて苦しくなりますね。
本作品も時代背景もありますが世知辛い人生に翻弄され泥水をかぶり這い上がって生きてきた松岡と、松岡のたった一つの透き通った光、人間であると思わせてくれる東のお話。

松岡の半生、仕事を想像すると東がどれだけ支えになりよすがになったのかと胸がざわつきます。残酷で容赦のない世界に身を置くことを選んだ自分は日陰者だけれども東の面影を傍らに感じていたいと行動する松岡が苦しい。

反して、東のどこまでも育ちの良い素直で曇りのない心と生き方。歪みがないわけではなく、歪みや凹みまでしなやかに寛容に松岡を求め癒してゆきます。

四季と絡めて物語は進んでゆきます。
四季のそれぞれの場面が情緒的に美しく艶やかに描かれているのも素晴らしく心に残ります。

純文学を読んだ時のような読後感。
出会えてうれしい作品でした。
いいね
35件
2022年6月21日

最新のレビュー

ほんとに好き
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きすぎて毎日見ています。昭和初期くらいなのでしょうか。洋装と和装が混在する感じ、車、駅、地方の風習因習…全てがピタリとハマってこのお話の世界観を作り上げています。お義父さんが良い人で良かった。お母さんが気丈で良かった。実父も、商売人気質だからこその気の荒さなのでしょう、妻子は歪まず、現在の生活を送っていて良かった。松岡が仕事上やってきた結構酷いことも、この時代のあの仕事なら仕方がないのかなぁ…松岡が逡巡しながらも結局河原でやってしまったあのことを、納得はできませんが、それは幸せな時代に生きている今の人間の感覚なのかな、と。そして、雪の中の坊、信じられないくらい可愛い笑。真夏なのにタートルネックにレギンス履いてる穂積も、なんかの訳あり?汗もかかずあの服装、謎ですが、多分なんか設定あるんでしょうね。太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪降り積む、という三好達治の詩を思い出してじんわり心が優しくなる、ほんとに素敵なお話です。
いいね
1件
2025年1月16日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

季節を経ていく物語
広報:あずき(シーモアスタッフ)
金貸しの松岡と高校生の猪瀬。タイトルの通り季節を経ていく物語です。近代という時代、身分、環境、背景がそう簡単には2人の恋を成就させてくれません。春夏秋冬めぐりながらゆっくりゆっくりと進んでいく麻生ミツ晃先生が描く恋模様…萌えだけでなく美しさも感じられます。

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