ネットで調べれば経歴から何から何まで分かってしまう今の時代、未知の強豪外国人なんてどのスポーツでも死語になってしまいましたが。この作品は3割〜4割くらいの事実の上に6割くらいのファンタジー増し増しな話を乗っけて当時の外国人スターレスラーの強
さの秘密を我々の想像力を膨らませてくれました。フィクションとノンフィクションのさじ加減が絶妙で当時はみんな信じてましたよ!ハンセンが引退してしばらくしてから再来日した際に週刊プロレスがインタビュー記事の中で「ウエスタンラリアットはサンドバッグに腕を叩きつける猛特訓の上に編み出されたと聞きましたが?」と質問すると「それってマンガの話だよね!(笑)」とハンセンが答えていて本人も熟読するくらい影響力があった作品だったと再認識。でも当時のスターレスラーはそれだけ話を盛れるくらいにスケールの大きい都市伝説や逸話に溢れていたってことですね。他の方もレビューされてますが、やはりブッチャーの話はファンタジー具合が素晴らしく神回です!
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