以前から気になっていた作品で、無料分を読んでしまったら最後、もう止まりませんでした!!大人買いの夜通し一気読みで、目も痛いし、腕も痛いし、胸もちょっぴり痛いです。
それにしても、文林みたいな文武両道何でも出来るのに自分の気持ちや色恋沙汰は
少々ポンコツな人っているんですねぇ。それなのに小玉の将軍としての才能に惚れ込み、何としても力を発揮できるポジションに収まって欲しいと一途に願うあまり、自分が皇帝となり、小玉を皇后にしてしまう。すごい行動力です。小玉の才能を強く信じたがために二人の人生が大きく変わっていくわけですが、小玉も元上司と部下、共に戦った仲間としての意識が強く、大らかな性格もあって、なかなか恋心には鈍感で、じれったいことこの上ないです。小玉の才能を活かす一番良い選択だったはずなのに、皇帝と皇后という立場に翻弄される二人にヤキモキジリジリしました。小玉は嫉妬渦巻く後宮の中にあっても宝塚的な展開で妃嬪をまとめる姿もあり、後宮の見方が変わりました。そして、小玉が誠に叱られる場面、鴻が母のために走る場面、文林が小玉に会いに来た場面、小玉が結婚を申し込む場面には思わず涙が出てしまいました。やっとやっと結ばれたのに、遅いよ〜と言いたくなりました。最後の小玉の肖像画と文林の肖像画の大きさの違いに、少々モヤモヤしましたが、文林としては初志貫徹、やり切った思いだろうと思いました。色々胸が痛い出来事もありましたが、二人が幸せになって良かったです。また読み返したいと思います。
もっとみる▼