きみを死なせないための物語 1(吟鳥子 )の注意事項

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きみを死なせないための物語 1

480pt/528円(税込)

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144pt/158円(税込)

作品内容

宇宙に浮かぶ都市文明「コクーン」。国連大学の学生で、幼なじみのアラタ、ターラ、シーザー、ルイの4人組は、宇宙時代に適応した新人類“ネオニテイ”のこどもたちだった。ある日、彼らは歓楽街の路地で緑の髪の少女に出会う……。

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レビュー

きみを死なせないための物語のレビュー

平均評価: 4.7 55件のレビューをみる

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高評価レビュー

愛が禁忌の世界で愛を描いた近未来SF
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 読んだのはずっと前だけど、読了後の言語化が難しくレビューは控えていました。久しぶりに見たらまた見方が変わって今の自分が感じたレビューを残したいと思い書きます。
少女漫画SFの傑作のうちの一つだと思います。特に主要幼馴染4人が成長していくにつれ描かれる愛の変化の描写がお見事でした。
隣人愛、自己愛、性愛そして家族愛。愛を卑しいものとする管理監視社会で翻弄され、やがてジジという短い命の少女を通して、それぞれの形で愛を受け入れていく。
愛という感情が起因して悲劇が生まれた時もあるけど、新しい人類の形へと進むのもまた愛の形……という終わりも綺麗でした。
あの幼馴染4人がそれぞれ愛の形を担当していたと思います。ちょうどギリシャ神話も愛は4つとしているので、作中に散りばめられた神話要素はそういう意味もあるんでしょうか。人のような愛を天上人という『神』に管理されているのも、コクーンの住人は人よりもキリスト教圏の天使の暗喩なのかなと思ったり。
そう思うと「アジア」という名の女性からソウイチロウとは関係のないネオテニイが生まれたらしいのも、アジアに多い多神教……将来民主政になる暗喩なのかな~とか思ったり。
ジラフ番外編のソウイチロウが夜が居た若い頃のように髪を切っていたのをみるに、星間移動の手段を構築する事も、木星のままの表示も国民投票で決まったのかな。
アラタ軸最後「ネオテニイではない読者は旅にはついて行けないから祈ることしか出来ない」と読者はおいていかれる側の視点なのも良かったです。
本当に時々読み返して、その都度気づく事がある作品だと思います。買って良かった。
いいね
1件
2026年9月17日
こういうSF好きです
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ なぜか最終巻(番外編)を読んでいなかったのですが、久しぶりに一気読みして番外編も購入、ここまで読んだ方が絶対良かった。大満足です。弟のパートナーとの関係が、本編を読んでいる時しっくりこなくてどういうこと?と思っていたのですが、そんなことが起きていたとは。過去編も未来の話も、本編の味わいが一層深まり、もう一周したいなと思っています。
SFとして世界観(まさに世界の見方)が面白く、人間、人間が生きることについてとても考えさせられる一方、何考えてるかよく分からないけどとにかく頭が良いしクールでかっこいい、という感じだったアラタがどんどん人間くさくなっていく姿もグッとくる、アラタの成長物語でもある。ほかのキャラクターも、読んでるうちに好きになったり嫌いになったり、皆が壁にぶち当たりながら成長していく様にも、生きることについて考えさせられました。特に中盤のシーザーの格好悪さは、一番身につまされるというか(烏滸がましいですが)。ルイの言葉がキツくって、自分も頭をガツンと殴られた心地でした。そこからあそこまで変わっていったシーザーはめちゃめちゃ格好良いし、なんだかんだでああいうラストを迎えられて本当に良かったなと思います。シーザーが船に乗らないとなるとアラタにはかなりキツイだろうな、と心の底から思うような二人の関係もすごく良かったです。もちろん、ターラへの愛に泣いちゃうアラタも。
ボロボロに泣いて疲れるというのだけが難点ですが、切なくて希望があってどうしようもない愛(狭義にも広義にも)に溢れてる、大好きなSF作品です。
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2件
2023年8月14日
一言では言い表せない
完結、レビュー更新です。
最初の頃は、世界観が興味深く、キャラクターも面白く、すっごく面白い作品だ!!と思いながら読みました。
中盤は、色々出て来た問題にハラハラしたりモヤモヤしたり、不満に思ったりと振り回されましました。
最終巻に向かい思うことは、ここまで大きい話、どう落としどころを出すのだろう、でした。
そして最終巻は、振り回される…というと語弊がありますが、やはり引き込まれる様に読みました。
最初に書いたレビューから、基本何も変わりません。
ーーーーーーー
表現する言葉が足りない人間なので、情けないですが、読んでたさっきまでの時間が一瞬だったように感じてます。
面白い。秋田書店、やっぱ面白い作品多いな。

どんな話なのかって、上手く言え無いし、何が良かったのかとも上手く言え無いんですけど、とにかく面白いです。
いいね
6件
2018年8月9日
今だからこそ読んで幸せを考えられる作品
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ とても好きな内容で私には生きる糧になりうる作品でした。もちろん、人それぞれの感慨があるでしょうが、今の私には哲学的で美しく、人生への前向きな思考に作用する作品と思えました。最初はモヤモヤを感じましたが読むにつれ、それも愛しいと思えました。SF作品は、壮大な物語が多く、しかし物悲しさがある作品が多いですが、この物語を読んで物悲しさを感じず感動だけがありました。アラタ達、本当に頑張って。そしてジジちゃん、ありがとう。
どうか、難しいかもしれませんが、このつづきがみたいです。アラタやターラやシーザー、ルイのこれからや子孫ができるのか、どうなるのか、ソウイチロウや双子やあの赤ちゃんがどうなるのかが、描かれている番外編が絶対に詠みたいです
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6件
2020年12月23日
哲学的な友情愛に満ちたSF大作。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 一つの芸術作品だと思います。ただの娯楽ではなく、人の生死や倫理や生殖や思考といった様々な事を考えさせられます。
4人のネオテニィ達はそれぞれがすれ違いを起こしますが、でもそれも全て相手を思えばこそ。おそらくソウイチロウもそうだったのでは…。
ジジは最初、ただの我儘な子供のようでしたが、自分の運命を知りながら、そして意志を貫こうとすることでこの物語ではとても重要な役割を次第に担っていきます。
青春、成長、大人になること、理不尽なこと、諦めや苦悩の果てに、友人達と共に導き出した答えには意味がある。

とてもとても良いストーリアに出会えました。
綺麗な表紙の中に、沢山の愛と苦しみと友情と怒りがこのシリーズには描かれています。
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8件
2020年12月24日

最新のレビュー

皮肉か崇拝か
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 国連、人権委員会、等々。
出発は戦争に勝った国々が、負けた国を悪とし、押さえ付け、武力が勝った自分達の利益の為に好き勝手に、正義だ平和だ平等だと、紙に書いた餅をぶら下げ、金を集め、自分達の為に使って来た組織の名前を、未来の物語に使うのは、作者や監修の「知識人」の、皮肉か崇拝なのかが気になる所です。
読み始めは、何だか嫌な感じはしました。
絵は綺麗だし、キャラは可愛いんだけど、暗い世界観を感じて、余り読みたいとは思わ無かった。
でもつい読み進めたら読んでしまった。
最初に出て来た祇園さんやおじいさんは、もっと長く出て、もっと悪い人なのかと思ったけど、
本人は、ただ死ぬ前に地球が見たかっただけの人だった。
でも、今迄の人類より、異様に成長(老い)が遅く長寿である「新人類」の主人公の4人には、多大な影響を与えた人物で、新人類が現れ、一見新たな社会的ルールが構築された世界に従って居た人類が、再び疑問を感じる切っ掛けになった、のかな?
新人類の始祖が「ホンダソウイチロウ」と云うのがね、これ又皮肉なのか崇拝なのか。
本田宗一郎氏の著者を読んでみようかな。
いいね
0件
2026年9月18日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

宇宙に適応した新人類
制作 : のぞ (シーモアスタッフ)
漫画は吟鳥子先生、作画協力は中澤泉汰先生の描く未来を描いたファンタジー漫画です。主人公で日本人の本多アラタくんと、アメリカ人のシーザくんが仲良くて微笑ましいです♪繊細で柔らかいタッチが世界観にあっていて引き込まれます。宇宙系が好きな人にもおすすめです!