作者さん買い。「部活の後輩に迫られています」のスピンオフ。無料版があるので読んでみてください。
「部活の〜」で頼れる部長だった牧野が、就職活動に失敗してニート2年、自信も体重も体力も精力も全て喪失してどうにかコネで見つけた地方の小学校の臨
時教職につくため赴任するところから話が始まります。見送りに来るのは前作のあのハッピーカップル(になってます)。就職失敗するまでは何でもできてずっと頼れる存在だったのに、知り合いもなく辿り着いた処で頼り方を知らないからもうどうしていいのかわからない。その辛さ、寄る辺なさにこちらも苦しくなります。でも、いや、もう素晴らしいですね。基本コメディだから笑えるんですよ。その一方で寄る辺ない苦しさも読者に伝えて、油断してたらふとギュンギュンの萌えの塊を放ってくるって、最高オブ最高なんですけど。思いっきり当てられてこちらは完璧ダウンです。お風呂の窓のシーンとか七夕のシーンとか。特にもう、うわと思わず画面閉じました(前回の3カメはこのシーンの前フリだったのでしょうか!?)。付き合ってからのちょい甘々なとこもニマニマだし、日の光と愛情を浴びてすくすくと健康になってくところも善き。そしてネタバレになるので詳しく書けませんが、3巻でいきなり泣かされました。清宮さんがそんなことを思ってたとは。。。もう感情が上がったり下がったり忙しい。セリフ書き込みが多いので、1冊読み終わるまで時間がかかってお得感倍増。年の瀬にほんと良いものを読みました。今年はコロナで今住んでる所では外出もできず友達に会えず、街の様子も一変してしまいましたが、こうやって生きて、家にいることでBLにも出会えて良い作品をたくさん読めたことはほんとに感謝です。皆さまもよいお年をお迎えください。
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