初読みの作者さまです。セール中の作品の中で、何度か見かけていたこの表紙。高評価だったけど うーん…と思っていました。この作品の単話が、1話無料販売されていたので読んでみたら、思っていた以上に面白くて、即購入してしまいました。
地下鉄での
シーンを見たら、ただの変質者かな…と思った冒頭ですが、それぞれに深い理由があって、そこからがお話の始まりでした。ネタバレしたら…と怖いのですが…高校生 水葵くんくらいの歳だと、「今日は放課後、予定があるから…」を事実通り「他人の家に行くから…とか、セッ クスする予定だから…」とは、親には言いにくく…、水葵くんのお母さんが担任の先生に再確認の電話をしたり、子どもの1日の予定を細かく把握するのも、息子に何かない様に…とトラブルを未然に防ぐためだったのかな…と思ったり。 シングルで子育てをしていたら、余計にそうなるかな…と。
水葵くんが母親に監視をされている…と感じるのは、そういう年頃なのかな…と。うるさい!とか言えるキャラだと、反抗期きた!…とか思うんだけど…。1人にしないで…の母親のセリフにも、大人になった水葵くんだったら上手く対応していくんだろうな…と最後は思いました。(それぞれ親離れの時てあった様に思います。)
これからの水葵くんは、ますます綺麗になっていくんだろうな…。以外と懐も深くて、忍さん という他人の前でも自分の欲求を素直にさらけ出せて…(これってなかなか出来ない事だなぁ…と思ったり。)
歳の差は分かりませんでしたが、最後、忍さんの地下鉄での一言を見て、なかなか言わせられないよ水葵くん…と思いました。高校生 水葵くんという少年が青年へと孵化していく、そんな過程を見た様なお話でした。
また…教室内でエチなものを見てわきゃわきゃしている男子生徒たちよりも、ひとり片隅で本とか静かに読んでいる「男子生徒」の方が、100倍エロい事を知って経験している…そんなシチュに萌えた作品でした
もっとみる▼