定食屋の常連客のかろりさんは(たぶん)アラサーのぽっちゃり女子。定位置の椅子が壊れてしまった事でお店の主人夫婦やバイトのメグちゃん、青井くんとのご縁が出来ました……という始まり方。
かろりさんの言葉使いや所作、考え方が本当に優しく美しくて
、こんな女性になりたかったなぁと思っちゃいました。
恋したりヤキモチ焼いたり、失望したり感動したり、そういう人間のいろんな心の動きがリアルに、そして優しいエピソードで語られていく極上の作品。
余談ですが、6巻目のあとがきで作者が嘆いておられた日本語の乱れ、私も日頃から感じていた事で、かろりさんの日本語が美しいのは、描いていらっしゃる作者の方が言葉を大事にしていらっしゃるからなんだなと強く思いました。
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